市田忠義書記局長を迎え、ビッグハート出雲にて演説会が開催され、会場は350名を超える聴衆で満席になりました。
市田書記局長は国民健康保険の保険料が高すぎて払えない人が2001年には8934世帯だったのが2006年には14101世帯へと1.6倍になり、しかもその一割にあたる1570世帯が保険証を取り上げられていることや生活保護を受けなければ暮らしていけない人が4年間に1.23倍なったことを指摘。共産党が行ったアンケートに「わずかの年金では、灯油が高くて買えない。豆炭のアンカで我慢している。年寄りは早く死ねということでしょうか」との声が寄せられたことを紹介しました。
続いて市田書記局長は澄田県政について「県民一人当たり日本一の公共事業を続け、一兆円、県民一人当たり日本一の借金を残し」、「県民の税金をつぎ込んでの工業団地づくり」や「この十年間に96億円も大企業に補助金を出した」と強調。「使いもしない大型公共施設やぺんぺん草が生えるだけの工業団地に使うお金があったら、『子供を産むなら島根県』と言われるような使い方こそすべきではないでしょうか、これこそ縁結びの神様、出雲大社をかかえる島根県にふさわしい税金の使い方では無いでしょうか」と訴えました。
県議会についても「ゆがんだ県政にしているのは知事だけの責任ではない」とし、澄田県政にもろ手を上げて賛成・推進してきた自民党、公明党、民主党の「オール与党」の責任も重大であると指摘しました。
また、前回の県議選で議席を得た尾村としなり県議の活動実績を紹介。共産党県議の議席の値打ちにふれ、「日本共産党の1議席は県民にとっては宝物、ダイヤモンドの輝きを持つ1議席」であると強調し、「これが2議席、3議席になれば県議会はさらに大きく変わることは間違いありません。住民の声が議会に届く、一人で何人分もの力を発揮する日本共産党を強く大きくさせて欲しい」と熱く訴えました。
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