5月に行われた投票所・投票区の統廃合によって、大社町、湖陵町、佐田町、多伎町などでは、大幅に投票所が削減され、投票率の低下が懸念されていました。日本共産党は、この計画に対し、5月16日に選挙管理委員会あてに申し入れを行い、「見直し」撤回を求めていました。
今日の説明によると、今回の参院選では出雲市全体で、投票率は71.33%(前回69.06%)と上昇したものの、合併前の旧市町別に見ると旧出雲市、旧平田市では上昇したものの、旧大社町、旧湖陵町、旧多伎町、旧佐田町では下降しています。詳細は以下の通りです。(カッコ内は前回・2004年の参院選の投票率)
- 出雲 69.45%(65.75%)
- 平田 72.20%(69.74%)
- 佐田 79.38%(81.14%)
- 多伎 78.45%(82.65%)
- 湖陵 69.94%(70.61%)
- 大社 74.07%(77.63%)
5名(私も含む)の議員から、「投票所が遠くなったとの声が寄せられた」「投票率が下がった原因では」など、投票所の統廃合の「再度の見直し」を求める意見が相次いであがり、議長から投票区ごとの投票率の推移がわかる資料を執行部に求めることになりました。
投票所・投票区の統廃合は、市民の「参政権」を奪うものであり、住民サービスの後退であることは明らかです。選挙期間中、「投票所が遠くなって今度から選挙にいけない」「バスでも出してくれ」などの意見が事務所にも寄せられました。投票は住民の当然の権利です。ただちに元に戻すべきです。
全員協議会で報告のあった項目は以下の通りです。
(報告)
- 平成19年度出雲市職員採用試験の実施について
- 平成19年7月29日執行参議院議員通常選挙の結果について
- 新出雲市風力発電事業の進捗状況について
- 出雲市教育政策審議会の開催について
- 携帯電話・IP電話発信位置情報通知システム運用開始について
(資料)
- 2007出雲カップU-18サッカー大会の開催について
- 出雲の夏まつり(主な花火大会)について
(写真・配布された資料)
最初から投票率が落ちることは想定内でした。平田で投票率が上がったのは、年金問題など安倍総理にNOを言う国民が立ち上がったんです。さて投票所のことですが、出雲市は投票所の削減によってどれだけ効果があったか数字で公表していただきたいと思っています。
投稿情報: 旧平田市民 | 2007年8 月 4日 (土曜日) 22:34