視察1日めは、和歌山市の和歌山電気鉄道でした。南海電鉄から赤字路線を引き継いで、単年度5億5千万もあった赤字をなんと年間8200万円まで縮減させたとのこと。黒字経営も現実的になったように感じられました。
沿線で各種のイベントを企画したり、特徴的だったのが「いちご電車」と「おもちゃ電車」のユニークな車両(写真)。他にもネコの駅長などで話題を集め、住民参加で乗客アップにつなげているとのことでした。
南海電鉄が撤退し、廃線の一歩手前だったものが、見事な復活をとげている様子で、事業者、利用者、住民、行政が存続のために知恵と力を出し合っているのだなと感じました。
一畑電車の参考にするための視察でしたが、行政と事業者の役割分担やイベントの企画、住民のかかわりなど、参考になりました。
(写真上・おもちゃ電車、写真下・駅で販売されているグッズ)
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