母校でもある地元の長浜小学校の体育祭に招かれ、参加しました。
私が小学生だった頃とそんなに変わらず、懐かしい思いで観覧しました。違うのはビデオカメラを持った保護者の姿くらい。ゴール地点にはビデオカメラの三脚がズラリと並び、お父さんやお母さん達が今か今かと待ち構える姿が印象的でした。
昨日までは強い日差しが照りつけるひが続いていただけに、今年ばかりは雨よりも「猛暑」を心配されていた方も多かったのではないでしょうか。時々「生徒も保護者のみなさんも水分をとりましょう」とのアナウンスがあり、今年の暑さを象徴するようでした。
白熱したリレーや緊張感あふれる組体操、チームワークを競う玉転がしなど、運動会を楽しませて頂きました。
(写真・リレーの風景)
午前8時30分より「文教厚生委員会協議会」が、午後4時30分から全員協議会が開かれました。議題はいずれも「出雲ゆうプラザの事故の件について」で、市当局より報告を受けた後、質疑が行われました。
事故後に設置された「出雲ゆうプラザ死亡事故調査委員会」での調査検討結果がまとまったとして、次のような報告が市長よりありました。
1.市の考え方
二度と再びこのような事故が発生しないようにしなければならないと固く決意している。なお、事故の原因等に関する最終的な結論は、捜査の過程で明らかにされていくものと思われる。
2.出雲ゆうプラザの運営体制について
(1)運営主体について
これまでと同様、NPO法人ヘルシーサポートいずも21が管理運営にあたる。
(2)市職員の派遣について
課長補佐級、係長級の市職員2名を指定管理者に派遣し、運営安定と安全管理体制の確立を図る。
(3)派遣市職員の役割について
総務部門および監視部門の責任者として指定管理者に協力する。
(4)職員の研修・訓練について
毎月一回の定期的な職員研修・訓練を実施し、安全管理の確認と救命講習等を行う。
(5)危機管理体制について
緊急事態発生の場合、通報や救命の体制を確立し、状況によっては全館の即時使用緊急停止を含め、必要な体制を確立する。
(6)事故発生の報告等について
入場者が、医療機関での受診を要するような人身事故が発生したときは、紫檀等部局に報告する。必要に応じて利用者への注意喚起をする。
(7)入場者への丁寧な説明について
館内の決まり事をわかりやすく表示し、口頭でも説明する。見守りについても協力をお願いする。
(8)入場者からの要望・意見の受付について
管理運営に関して寄せられる要望や意見にについて、意見箱への投函党をお願いする。
3.安全な管理体制の確立について
(1)ロデオマウンテンの休止について
3本のレーンのうち、中央のレーンについて改修が必要であることが判明し、使用を中止していたところであり、2月の定期休館時期に改修を行う。これが終了するまでは当面使用を中止する。
(2)監視体制について
ロデオマウンテンの監視業務が不要になるが、諸施設の監視を、常時。職員2名、監視員4名の6名で行う。(事故当時は職員2名と監視員3名)
(3)利用者の心得と注意喚起について
・団体利用について、充分に見守りが行き届くような付き添いの体制をお願いし、家族利用は、幼児の場合等はマンツーマンが望ましく、協力をお願いする。
・安全管理、衛生管理の立場から、遊泳者はキャップ(帽子)を着用するようお願いする。
・利用者の休息・安全確保のために一定時間ごとに5分程度の休息をとりといった体制を検討する。
(4)全館の安全管理体制について
安全管理業務の方法等について再点検し、その厳守をいっそう徹底する。
4.出雲ゆうプラザの再開日程について
10月1日(月)午前10時再開とする
5.全市にわたる公共施設の安全管理の状況について
この度の事故に際して全市の公共施設について安全管理体制の状況調査をした。
以上のような報告がありました。
これまで施設で起きた事故が93件あったこと、事故当時、十分な監視体制がとられていなかったこと、指定管理者が事故を報告していなかったという協定違反など、次々と重大な事実が明らかになりました。利用者をはじめとする市民と管理運営にあたっていたNPO法人との信頼関係はもはや崩れています。
市職員が派遣されるとはいえ、引き続き同一の法人が管理運営にあたるとは釈然としません。警察の捜査も終了しておらず、原因や責任の所在も明らかにされていません。指定管理者制度そのものの検証も必要です。10月1日再開とする市の方針はあまりにも拙速であり、少なくとも捜査の結果を待つべきであり、利用者の意見にも充分に耳を傾けるべきです。
午後の全員協議会では、他会派の議員からも「指定管理者制度がふさわしいのか検討するべき、直営での運営も考える必要がある」「10月1日の再開は拙速だ」などと、異論が相次ぎました。
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