批判の声が日を追うごとに大きくなる「出雲阿国座」(総事業費42億円)ですが、今議会では、これに関連する1億9290万円を含む予算案が、賛成多数で可決(共産党、民主系会などが反対)。さらに、来年4月からのごみ袋の値上げのための条例、後期高齢者医療制度にともなう条例も賛成多数で可決(共産党は反対)されました。
本会議では、共産党、民主系、公明党、自民党など、総勢6名もの議員が討論に立ちました。いつもは共産党だけのときが多いのですが、出雲阿国座の建設についての議会の態度が注目されていただけに、反対討論だけでなく賛成討論もあり、議会らしい論戦が行われました。
結局、採決では、自民、公明などの賛成多数で「出雲阿国座」を含む補正予算案は可決され、事実上、市長の提案した予算にゴーサインを出したことになります。
住民負担増に賛成した議会が、住民合意のない大型事業にも賛成してしまいました。今回の議会ほど残念な議会はありません。住民の声を届け、市政に反映させることが議会や議員の役割のはずではないでしょうか
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