斐川町との消防受委託契約が来年3月にその期限が切れることから、今後の受委託関係をどうするのかを議論する「消防問題等研究会」の第4回目が開かれ、会派を代表して出席しました。
西尾市長は「3年間で(合併か単独かの)結論を出すべき。斐川町にとって最後のチャンス」などと発言し、合併へ向けた議論を条件に消防受委託契約を3年間延長するとの立場を明確にしました。
斐川町長は、今後3年間で「両市町間の信頼関係のさらなる醸成に努め、出雲市ご当局・出雲市議会・出雲市民の皆様のご理解を得たうえで、無期限の受委託の実現に向け、町議会とともに努力する」とし、受委託の延長を求めています。また、「3年」とした理由については、「3年間であれば、町長の任期中であり・・・自らの責任にで、今後の両町市の関係を含めて受委託問題の解決を図らねばならない」としています。
今日の「研究会」では、「受委託延長と合併議論は絡めない」と前回の確認事項を確認したうえで、3年間の延長について議員からは否定的な意見はなく、理事会や全員協議会で意見をまとめた後に斐川町に返答する方向で会議を終えました。
消防問題と自治体合併は完全に切り離して考えるべきものであり、消防事務を「人質」にして、合併議論を斐川町民に押し付けるようなことは、断じてやってはならないことです。斐川町に対し「最後のチャンス」などとする西尾市長の姿勢が鋭く問われます。
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