父子家庭への支援策の調査のため、千葉県野田市、習志野市に文教厚生委員会のみなさんと出かけました。
野田市は、人口約15万2000人、面積は103.54平方キロメートルと人口は出雲市よりも少し多く、面積は出雲市の5分の1ほど。「日本一子育てしやすいまち」をめざして総合的な子育て支援策が行われています。
2002年には「ひとり親家庭支援総合対策プラン」が策定され、ひとり親家庭党の支援についての意識調査を実施するなど、実情を把握する努力も積極的にされているようでした。「プラン」にもとづき、ひとり親家庭に対する居住の場の確保、就労支援、日常生活支援、経済的支援などが実施されています。
特筆すべきは、いずれも「意識調査」を基本にしたものであるということや、刻々と変化する社会情勢に対応するために、今後も「意識調査」や「パブリックコメント」の募集などを行い、現行の「プラン」の見直しを行う予定であるなど、現場の実態に即した対応が行われているという点です。
同じく千葉県の習志野市は、人口約15万7000人、面積はわずか20.99平方キロメートルの自治体です。「父子家庭支援手当」が制度化されており、母子家庭に支給される「児童扶養手当」に準じた手当が父子家庭にも支給されています。習志野市では1979年の4月より「父子手当」が制度化されていたということもあり、早い段階からの取り組みが注目すべき点でした。
さらに、子どもの医療費は小学校就学前まで、通院1回200円、入院1日200円との助成制度が設けられており、子育て支援に対する姿勢の違いを感じました。
出雲市でもひとり親家庭への支援はもちろん、子育て支援策全体が一層充実するよう引き続き求めていきます。
(写真上・野田市役所、写真下・習志野市役所、デジカメを持っていくのを忘れたのでいずれも携帯のカメラで撮影)
最近のコメント