松くい虫防除のための薬剤空中散布の影響とみられる健康被害がありました。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます
昨日、松くい虫防除のための空中散布が早朝から行われ、6時半過ぎごろから「バタバタバタ」とヘリコプターの音が響いていました。
お昼ごろ、市役所から「空中散布が原因かはわからないが、小学校や中学校の児童・生徒が、目のかゆみを訴えている」との連絡が入りました。詳細をファックスして欲しいとお願いしましたが、まだまとまっていないとのことでした。夕方のニュース等でようやく詳細を知ることができましたが、事態の大きさに驚きました。
市によると、空中散布が行われた時間帯は、多伎地区5時31分から8時22分、大山地区(湖陵町)5時20分から6時8分、高松地区6時8分から6時40分、長浜地区6時42分から7時46分とのこと。
26日、15時30分現在、異状を訴える児童生徒は、437名、医療機関を受診したのが154名で、目のかゆみを訴える児童が多く、頭痛を訴えるものもいるとのこと。重篤な症状の報告はないものの、中学生1名が視野が狭くなる症状があり、経過観察のため県立中央病院に入院したとのことです。
空中散布が行われた地域周辺に被害が多く見られ、空中散布の影響が強く疑われます。天候等含め「問題なし」と判断したようですが、これほど被害が拡大したことを行政は重く受け止める必要があります。原因究明や再発防止など、安全性の確認ができるまでは、空中散布を再開しないよう求めます。
今年度の実施は中止されることになりましたが、来年度以降の実施についても慎重な対応が必要です。
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