旧湖陵町にある「湖陵福祉センター」の入浴施設では、これまで65歳以上や障害者手帳所持者、生活保護受給者の方の利用については、減免制度が設けられ、無料で入浴できるようになっていました。
2007年度の利用者数は、約27000人で、このうち、65歳以上と障害手帳保持者の利用者数は約26000人にのぼり、高齢者の楽しみの一つとして喜ばれてきました。
しかし、出雲市は、「行財政改革」の一環として値上げを打ち出しつつ、「温泉施設の使用料の平準化」「公平感の均衡を保つ」などとし、今年の10月から無料であったものを100円(当初は200円を計画)へと有料化する方向を示しています。
今回提出された署名では、この間の年金給付の削減、後期高齢者医療制度の開始、物価の上昇など、高齢者の生活実態が苦しくなっていることを指摘、「住民のコミュニケーションの機会を減らし、楽しみを奪う」として、値上げの中止をもとめています。
署名は、湖陵町の住民を中心に約310筆が寄せられ、旧湖陵町で共産党の町議をつとめていた西原正士さんが提出し、健康福祉部次長らに手渡し、交渉。私も同席しました。
(写真・申し入れの様子)
6月議会の一般質問で値上げの中止を求めたところ、健康福祉部長より「10月からの実施は見送る」との答弁を引き出しました。
住民が声を上げれば政治は動くことを実感しました。地元湖陵町の皆様とともに、このことを喜びたいと思います。
今後とも住民のくらし福祉充実のために頑張る決意です。
投稿情報: 大国陽介 | 2008年6 月15日 (日曜日) 00:51