市民の批判が強まる「出雲阿國座」建設計画を議論する会議が、市民の傍聴を認めない「非公開」で開催されました。選挙で選ばれた議員どうしの議論がどうして非公開なのか理解に苦しみます。
今日の会議では、計画についての議論が交わされましたが、出席した委員からは「必要な施設だと思う。年間6000万円の返済は、観光振興費としてはそれなりの数字」と計画を推進する意見も出される一方で、「これまで計画を了承してきたが、中身についての議論があまりなかった」「多数の人に理解されるのは難しい、理解が得られるよう見直しを」「深く反省する面もある。時間をかけてでもきちっと議論を」など、計画の見直しを求める意見もあいつぎました。
私は「計画段階から住民合意はなく、計画が明らかにされるにつれて批判の声は強くなってきた。署名運動の広がりや、各種の調査からも市民の声は明らかであり、議会として中止の決断を」と主張しました。
計画を推進する議員からは、「凍結・中止となると二度と建設はできなくなり、出雲大社との関係も悪くなる。一度議会が議決したものをひっくり返すことはできない」などと、市民の声を軽視しているとも取れる意見も出されました。市民は議会の議論に注目しています。議会がいったい誰の立場に立っているのか、住民のために機能しているのか、あまりにも基本的なことが問われています。
引き続き、計画の中止をもとめてがんばります。次回のこの会議は、10月27日午前10時から開催される予定です。
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