広報委員会のみなさんと１２月定例議会の様子を伝える「出雲市議会だより」の編集作業を行いました。
１２月定例議会では、開会初日に「出雲阿国座」関連の補正予算が出され、わずか一日で採決まで行うという異例の事態となり、多くの注目が寄せられ、多くの批判も寄せられました。この日の様子をなるべく詳しくお伝えできればと思います。
議会の様子はなるべく詳しく、透明性を高めて伝えるべきものですが、議員の中にも様々な意見があり、議員一人一人の採決の態度や討論などは掲載されない事になっています。まだまだ改革が必要です。
議会だよりが市民にとって分かりやすく、議会のありのままの様子がお伝えできるものにしなければと感じています。今回の議会だよりの発行は２９日の予定です。皆様からのご意見、ご感想等お寄せください。
（写真・作成途中の議会だより）
１２月定例会も１５日の本会議で終了します。今定例会初日の２７日には「阿国座」の建設をめぐってこれまでにない注目が集まりました。議会の判断に、市民の失望の声が広がる一方で来年の市議選・市長選に大きな関心が寄せられています。
市政でも国政でもまちがった政治は変えなくてはなりません。
明日は、保育所の民営化の議案などで討論に立つ予定です。市民の目線を忘れる事なく引き続き頑張ります。
（写真・「民報いずも」阿国座特集号外）
今日から一般質問が始まりました。私は４番手で質問に立ち、「市長の政治姿勢」「国民健康保険」「青年を中心とする雇用対策」「支所機能の充実」「出雲阿国座」などについて、市の姿勢をただしました。
子どものいる国保の滞納世帯に「資格証」が発行されているいわゆる「子どもの無保険」については、「通常の保険証を交付できないか検討」との答弁がありました。市内では１８歳未満の子どものいる「資格証」世帯が２４世帯ある事が明らかになりました。何の責任もない子どもが医療を受ける事が極めて困難となっている事態は早急に解消させなくてはなりません。速やかな交付が求められます。
質問の詳細は、後日掲載いたします。
（写真・質問に立つ私、ケーブルテレビの中継画面）
今日、「出雲阿国座」関連の補正予算と、市民団体から提出されていた陳情について、本会議での提案理由の説明、委員会での審議、本会議での採決が行われ、僅差ではありましたが、反対１５に対し、賛成１８で予算は「可決」され、推進の陳情は「採択」、凍結・中止を求める陳情は「不採択」と決定されました。
中止を求める圧倒的多数の市民の声を無視して予算を強行した市長の責任と同時に、それを認めた議員の姿勢が大きく問われることになりました。
早朝より多くの傍聴希望者が市役所に駆けつけ、議場の前は建設に反対する市民が結集。市役所３階の議場前は、熱気と怒りに包まれました。
採決前には、実に１２名もの議員が討論に立ち、続く採決では、自民党系会派を中心に賛成が多数を占め、「阿国座」を議会として容認する結果となりました。
しかし、日本共産党の萬代ひろみ議員と私のほか、無所属の１名、民主系会派の４名、公明党の２名、さらに自民系会派からも６名が反対にまわるなど、市民の運動と世論が大きく議会を動かした結果となりました。
議会は市民の声を受け入れることなく、このような結果を出してしまいました。とても残念でなりませんが、市民の世論と運動でここまで市政が動かされたことに確信を持ち、引き続き「出雲阿国座」の建設中止させ、名実ともに「市民が主役」の市政へと根本から転換させるために、広範な市民の皆さんとともに、全力でがんばる決意です。
（写真上・議場前の様子、写真下・反対討論に立つ私）
最近のコメント