出雲市が行っている「住宅リフォーム助成制度」が、申込期間の短縮、予定件数の削減、予定超過の場合は抽選で決定することなど、昨年までと比べて利用しにくい制度に後退しました。
これに対し、中小業者でつくる出雲民主商工会(金山政史会長)のみなさんが、出雲市長あてに申し入れを行い、私も同席しました。
申し入れは、これまでと比較して、①制度の周知期間が短く、申込期間が約1ヶ月から約10日間に短縮されている。②予定件数が削減している。③予定件数が超過した場合、補正予算で対応していたのに「抽選」を実施することなど、制度が後退していることを指摘。「抽選」とすることで申し込みの抑制が働き、制度を形骸化するものだとしています。
交渉では「建設業者の実態は厳しい」「お金の使い方を変えれば予算はある」と改善を求めたのに対し、対応した産業振興部長は、「補正も流用も認められないとの市長の判断がある」と述べ、理解を求めましたが、懇談の後、「お気持ちはよくわかる。今日のことは市長にきちんと伝えます」と約束されました。
公共事業の削減などで建築・建設関連業者の経営が大変な状況のもとで、この制度はとても喜ばれていました。また、地域経済への波及効果も大きいものがあります。抽選によって対象者を選別しては行政サービスのあり方が問われてきます。ただちに昨年までの制度に戻し、いっそうの充実を図るべきです。
6月4日の議会運営委員会で発表があった議案の主なものは、以下のとおりです。
(予算関係)
(条例関係)
(その他)
一般質問は、13、14、15日のそれぞれ10時からで、萬代弘美議員は14日の午後、私は15日の朝一番です。本会議の傍聴はどなたでもできます。場所は市役所3階ですのでお気軽にお越し下さい。
(写真は、6月議会の議案書)
16人の議員でつくる「ICT活用調査研究会」で、インターネットの活用や電子自治体に向けた市役所での取り組みについて研修会が行われ、情報管理センターの吉田センター長や池内服センター長にいろいろ教えていただきました。
職員のみなさんが利用されているシステムは非常に便利そうで、会議室の予約や公用車の手配、各種の届けなどが、ペーパーレスでしかも手軽にできるとのことです。
出雲市議会は、ホームページを設け、会議録の検索や議員紹介などがあるものの、議会のインターネット中継などは行われていません。
議員がパソコンなどの機器に慣れ、使いこなすことも大事なことですが、手軽に広く情報を発信することができるIT技術を活用しない手はありません。出雲市議会でも充実されるよう研究会でも議論していきたいものです。
(写真は、自席から撮影した研究会の様子)
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