出雲市が行っている「住宅リフォーム助成制度」が、申込期間の短縮、予定件数の削減、予定超過の場合は抽選で決定することなど、昨年までと比べて利用しにくい制度に後退しました。
これに対し、中小業者でつくる出雲民主商工会(金山政史会長)のみなさんが、出雲市長あてに申し入れを行い、私も同席しました。
申し入れは、これまでと比較して、①制度の周知期間が短く、申込期間が約1ヶ月から約10日間に短縮されている。②予定件数が削減している。③予定件数が超過した場合、補正予算で対応していたのに「抽選」を実施することなど、制度が後退していることを指摘。「抽選」とすることで申し込みの抑制が働き、制度を形骸化するものだとしています。
交渉では「建設業者の実態は厳しい」「お金の使い方を変えれば予算はある」と改善を求めたのに対し、対応した産業振興部長は、「補正も流用も認められないとの市長の判断がある」と述べ、理解を求めましたが、懇談の後、「お気持ちはよくわかる。今日のことは市長にきちんと伝えます」と約束されました。
公共事業の削減などで建築・建設関連業者の経営が大変な状況のもとで、この制度はとても喜ばれていました。また、地域経済への波及効果も大きいものがあります。抽選によって対象者を選別しては行政サービスのあり方が問われてきます。ただちに昨年までの制度に戻し、いっそうの充実を図るべきです。
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