出雲ゆうプラザで起きた死亡事故について、議会の全員協議会が開催されました。
西尾市長は「残念でならない、誠にに申し訳ない気持ちでいっぱい。今後、原因を究明しなくではならない」と述べ、旅行に出かけたことについては、「いざというときはすぐ帰る気でいた。連絡を受けてすぐ帰ることにした」と説明しました。
市当局からは、指定管理者(NPO法人ヘルシーサポートいずも21)より提出された事業計画書において、プールの監視体制として「職員2名とパート監視員2~3名により安全管理につとめる」とあり、夏季についてはパート監視員を4名雇用する計画になっており、「市においては、その監視体制が確保され、小学校3年生以下の幼少時は保護者同伴で入場することを含め利用者の安全が確保できると判断し、また、同法人からも利用者の安全確保にはこの体制で万全を期すとの意思表示があり指定に至った」と管理指定について説明がありました。
さらに、事故当時(22日午前10時から12時)の体制は、職員2名とパート監視員3名の5名体制だったとのことですが、2名の職員のうち1名は、健康教室を終えて着替え中で、もう1名は入場者の対応にあたっていたとのことで、監視体制はパートの3名だったとしています。
「ゆうプラザ監視員マニュアル」によれば、事故のあったロデオマウンテン着水プールについて「着水時に、速やかにプール外に移動してもらう」と明記されています。
しかし、当時、ロデオマウンテンの監視体制は、25メートルプールと幼児プールの監視もかねており、マニュアルのような体制はとられていなかったことになります。
このような事故は本来ならばあってはならないことです。二度と繰り返してはなりません。体制が十分であったのか、とるべき対策は何だったのかを十分に検証し、安全を最優先にした対策が必要です。
(写真・全員協議会)
最近のコメント