3月21日に期限の切れる出雲市と斐川町との消防受委託について、「3年以内の期間に限る」とした新たな協定書を3月19日に締結されることが報告されました。
斐川町の勝部町長は、「出雲市との合併について検討する必要がある」(3月6日付島根日日新聞)と、出雲市との合併検討を明言しており、「単独での消防事務」か「出雲市との合併」かを町民に迫る姿勢を示しています。
住民の命と財産を守る消防事務を合併と絡め、いわば消防を「人質」にとり、住民に合併を迫るという出雲市長と斐川町長のやり方は、あまりにひどすぎます。あわせて、これを許す出雲市議会の姿勢も問われます。
(写真・本日の会議で配布された「出雲市と斐川町との消防事務受委託に関する協定書の締結について」)
消防事務と引き換えに出雲市と斐川町の合併を行うのでしょうか??
勉強不足で申し訳ありませんが、斐川町、斐川町民は合併に反対なのでしょうか??
投稿情報: ユージ | 2008年3 月 6日 (木曜日) 10:16
ユージさん、いつもコメントありがとうございます。
斐川町と出雲市は、以前から共同して消防事務を行っており、今後も共同して行うことがふさわしいと思います。消防車や救急車は非常に高額なもので、近くの自治体が集まって共同で所有したりする方が効率的で合理的です。はしご車とか科学消防車とかは特に。
現在の出雲市が誕生する以前の話です
旧出雲市、平田市、斐川町、湖陵町、多伎町、大社町、佐田町の2市5町での市町村合併が検討されていたときもありましたが、斐川町は住民投票の結果、単独町制を決断し2市5町での合併協議から外れました。
斐川町を除く2市4町での合併時に、斐川町との間で消防事務を「3年以内」との協定を交わし、この期限が今月で切れることから今回のような事態になっています。
このときの「3年以内」とした協定そのものが、斐川町が合併に加わらなかったことに対する新出雲市の「仕打ち」ともいえるものです。
現在、斐川町の町長も出雲の西尾市長もお互いに「合併したい」との意欲をもっています。
今度、消防を「3年以内に限る」とすることで、斐川町長は町民に対し「合併か単独か」を迫る際に、「斐川町だけでの消防は困難で、斐川町だけで消防をやるには財政が大変になる」などと町民に訴えるでしょう。
投稿情報: 大国陽介 | 2008年3 月 6日 (木曜日) 23:50
このことについて意見を述べさせていただきます。斐川町は単独を選びました。今の新出雲市になって、斐川町の住民の意見を聞くことがありました。斎場のことです。湖西斎場が旧平田市内にできました。斐川町民はその当時斐川は金持ちだからと言い張っていましたが、金さえ出せばいいという論理はとおらない気がします。今の斐川町は財政が悪化していて、ゴミ袋の値上げはもうかなり前に値上げになっています。単独でやるメリットもありますが、そもそも2市5町で必死に協議して、離脱されたのである意味、町民自らが招いたことなんですよ。町議会も単独派が多いことは新聞などで知っていますが、議員さんも選挙で勝てなければ自分の職業がなくなるわけです。
結局単独が続けば、いろんなサービスの値上げは避けられないでしょうね。もう一度住民投票をしてから、考えることではないですか?
投稿情報: 旧平田市民 | 2008年3 月12日 (水曜日) 21:53
やはり、「合併したい」両首長が、この問題を全面に押し出していく様相になりますか
投稿情報: Eさん | 2008年3 月12日 (水曜日) 21:55
旧平田市民さん、Eさん、いつもコメントありがとうございます。
貴重なご意見ありがとうございます。
合併するかしないかは、そこに住む住民が選択することです。合併していいこともあるかもしれません。単独で苦労することもあるでしょう。
しかし、今回のように住民の財産や生命をまもる「消防・救急」が人質に取られてしまっては、合併に対するまともな議論ができなくなってしまうのではないでしょうか。
これまでの経過や地理的条件などみても出雲市と斐川町が協力して消防・救急事務を行うことは自然なことです。「合併しないなら消防も単独で」との出雲市の主張は、住民無視の弱いものいじめです。
投稿情報: 大国陽介 | 2008年3 月13日 (木曜日) 12:17
消防うんぬんは抜きにして、出雲市と斐川町は合併したほうが良いのでしょうか??
時代は小さい市長村廃止の傾向があります。道州制など。
しかしあまりにも大きく区分けしてしまうと市街地から離れた集落へのサービスが行き届かなくなりますよね。
「限界集落」という言葉もありますし、郊外(中山間地域等)の人は街へ移住せざるおえない世の中になってきているように感じます。
私的にはやむおえない気もするのですが・・・。
他人事と考えているからなのでしょうかね~。
なんか話がそれてしまいましたが、何事も住民の意見も参考にして決めないと何かと問題が起こりそうですね。
投稿情報: ユージ | 2008年3 月13日 (木曜日) 14:54
ユージさんコメントありがとうございます。
国が市町村合併をすすめるねらいの一つに、国から地方への交付金を減らすことがあります。
今の出雲市の予算は、合併前の出雲市、大社町、平田市、湖陵町、佐田町、多伎町の予算を足したくらいあります。約700億円です。
これは、合併特例債などの国の優遇策があるからですが、これも10年で終わりで、特例債は借金なので、当然借金が残ります。
つまり、平成27年ごろには出雲市の予算は年間500億円くらいまで縮小せざるを得ません。今と比較すると年間200億円を削らないといけない計算になります。
今後のことを長い目で考えるとき、安易に合併するよりも単独を選択する方が賢明なものと思います。
確かに、斐川町は財政が大変ですが、今を乗り切れば明るい未来が開けるかもしれません。出雲市と合併すれば、最初のうちはいいかもしれませんが、遠い将来はどうなるかわかりません。
私が斐川町民なら単独町政をまもるために頑張ります。
投稿情報: 大国陽介 | 2008年3 月13日 (木曜日) 21:43