市内12ヶ所で開催された「出雲阿国座」の説明会ですが、浜山中学校が10会場目。
私が会場に入ると、「反対」と書かれたうちわが配られ、また、横断幕のようなものも準備されるなど、反対集会さながらの雰囲気。市民の批判の強さがさっそく表れていました。。
市長は冒頭のあいさつで「これまで9つの会場で説明会を行ったが、ダメという人も多い」と、事業に対する市民の理解が進んでないことを認め、「率直なご意見を」と、参加者からの意見を求めました。
説明では、阿国座についてのこれまでの経緯や市の財政状況、観光振興の重要性などが、スライドを使いながら市長より語られました。
質疑応答では、参加者から
- 「中央新報に掲載された阿国座の宣伝広告はいくらかけたのか、市民の反対意見を押さえつけるものではないのか」
- 「2000万円の赤字だったものが、240万の黒字になっているが、不審が募る」
- 「市民の要求が通るような市長と議員を選んだつもりだったがその反対だ。市民の気持ちとかい離している」
- 「このまま進めるのであらば住民投票をするべき」
- 「この会に参加して、いったい誰のための市政なのか、と思った」
- 「失敗したら誰が責任を取るのか、結局は誰も責任をとらず、市民に負担がまわる」
- 「市長の発言は高圧的で反対意見を押さえ込んでいる」
出された意見はすべて批判的なもので、まさに怒りをぶつける集会でした。市長は、これまで阿国座計画を進めてきたことについて、「議会制民主主義の下でやっている」と正当化し、住民投票を求めた意見については、「議会の議論の中で進めてきたこと、住民投票はなじまない」などと回答。なにがなんでもやりたいという姿勢が強調されました。
市民の代表である市長が、説明会は開催するものの、出される市民の意見は無視して阿国座建設を強行しようという異常な方向です。行政の機能不全というべき事態です。
同時に、これまで予算を認めてきた議会の姿勢も問われています。9月の議会には用地造成、12月の議会で建設費の計上を市長はねらっていますが、決めるのは議会です。日本共産党は出雲阿国座についてこれまでアンケート調査など独自の調査により当初より阿国座に関する予算にすべて反対してきました。
議会の様子も少しずつではありますが、変化してきています。住民の声で必ず政治は動くと確信しています。私も市民の声が通る市政になるよう、力を尽くします。
(写真・浜山中学校での説明会の様子)
おおぐに議員さま
出雲阿国座の事業をテレビで拝見して、かあちゃんと「出雲はまたこんなことにお金をかけて・・・。それからどうなった?」と遠い埼玉からのいち家庭の食卓でも話題になっています。
地元出雲市民の家庭の食卓ではもっとすごい議論をしているのだろうなと思います。
知らないことが沢山あります。もっともっと知らせて発信してください。あきるほど。遠いところから大国議員のご活躍を応援しています。
投稿情報: たそたそ | 2008年5 月19日 (月曜日) 23:09
たそたそさん
コメントいただきありがとうございます。
現在共産党も含めて3つの団体が反対・見直しの署名を実施しているという異常な事態です。同時に、この問題をきっかけに政治への関心も強まっているように思います。遠く埼玉の食卓の話題になろうとは、驚きです。
出雲では、食卓はもちろんですが、職場、井戸端、などお茶飲み話の話題になっています。どこでも「あぎゃんもんいらんわね」と。
異常な出雲市政は変えねばなりません。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿情報: 大国陽介 | 2008年5 月22日 (木曜日) 09:40