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「出雲阿国座」関連予算に対する各議員の態度

　「一体どの議員が賛成したのか？」との問い合わせが多く寄せられています。採決時の写真などを元にした各議員の「出雲阿国座」関連の補正予算に対する態度は、下記の通りです。（採決に加わらない今岡一朗議長は除きます）

日本共産党

萬代弘美　反対

大国陽介　反対

平成クラブ（自民・旧出雲市）

寺田昌弘　賛成

牛尾尚義　賛成

広戸恭一　賛成

宮本　享　賛成

政雲クラブ（自民・旧出雲市）

山代裕始　賛成

小汀英久　賛成

板倉明弘　反対

直良昌幸　反対

明政クラブ（自民・旧平田市）

西尾　敬　賛成

曽田盛雄　賛成

松村豪人　賛成

長岡幸江　賛成

市民・新生クラブ（民主党系）

原　隆利　反対

米山広志　反対

高野成俊　反対

珍部全吾　反対

真誠クラブ（自民・旧出雲市）

福代秀洋　反対

多々納剛人　反対

萬代輝正　反対

川上幸博　反対

河南クラブ（自民・旧佐田町、湖陵町、多伎町）

荒木　孝　賛成

山根貞守　賛成

坂根　守　賛成

大社クラブ（自民・旧大社町）

長廻利行　賛成

古福康雅　賛成

杉谷寿之　賛成

市民新風会

多久和康司　賛成

板倉一郎　反対

公明党

勝部順子　反対

遠藤力一　反対

無会派

石川寿樹　賛成

圧倒的多数の市民の声を無視―「出雲阿国座」の建設を議会が容認

　今日、「出雲阿国座」関連の補正予算と、市民団体から提出されていた陳情について、本会議での提案理由の説明、委員会での審議、本会議での採決が行われ、僅差ではありましたが、反対１５に対し、賛成１８で予算は「可決」され、推進の陳情は「採択」、凍結・中止を求める陳情は「不採択」と決定されました。

　中止を求める圧倒的多数の市民の声を無視して予算を強行した市長の責任と同時に、それを認めた議員の姿勢が大きく問われることになりました。

　早朝より多くの傍聴希望者が市役所に駆けつけ、議場の前は建設に反対する市民が結集。市役所３階の議場前は、熱気と怒りに包まれました。

　採決前には、実に１２名もの議員が討論に立ち、続く採決では、自民党系会派を中心に賛成が多数を占め、「阿国座」を議会として容認する結果となりました。

　しかし、日本共産党の萬代ひろみ議員と私のほか、無所属の１名、民主系会派の４名、公明党の２名、さらに自民系会派からも６名が反対にまわるなど、市民の運動と世論が大きく議会を動かした結果となりました。

　議会は市民の声を受け入れることなく、このような結果を出してしまいました。とても残念でなりませんが、市民の世論と運動でここまで市政が動かされたことに確信を持ち、引き続き「出雲阿国座」の建設中止させ、名実ともに「市民が主役」の市政へと根本から転換させるために、広範な市民の皆さんとともに、全力でがんばる決意です。

（写真上・議場前の様子、写真下・反対討論に立つ私）

「出雲阿国座」の建設中止を求める署名を提出

　２５日午後、萬代弘美議員、後藤勝彦地区委員長らとともに市役所を訪問し、この間寄せられた「出雲阿国座の建設中止をもとめる署名」５１８０筆を野津副市長に手渡すとともに、中止を求める申し入れをおこないました。

　市民の思いが伝わったかどうかは分かりませんが、手渡した署名に、副市長も思わず「重たいですね」とポツリ。合わせて、この間ご協力いただいているアンケートの集計結果とともに、寄せられた意見をまとめたものを手渡しました。

　副市長は、「２７日（阿国座関連予算案の採決がおこなわれる予定）には議会の判断を仰ぐ」とし、市として建設を取りやめる考えがない事を改めて示しました。出雲阿国座の建設をめぐっては、日本共産党のほかに昨年の１２月議会からは民主系会派も予算に反対。自民党議員の中からも異論の声が強まり、議会の中でも大きな変化が感じ取れます。市民の声で確実に動いています。

　本会議初日の２７日は、重要な局面を迎えますが、中止に向けて最善を尽くしてがんばります。

（写真・「建設中止を求める署名」を提出する私）

１２月定例会で提案される議案を紹介します

　１２月定例会で提案される議案のうち、「出雲阿国座」関連の補正予算を除く主なものは以下の通りです。

（予算関係）

• 来週予定されている市長・市議会議員選挙の費用に、１４２０万円
• 市立総合医療センター（旧平田市立病院）に併設される「健康福祉拠点施設」（障がい者福祉事業、介護予防事業、健康教育事業、予防医療事業地域リハビリ支援事業等を予定）の整備に、３８０万円を追加（総額４億５１９０万円）
• 乳幼児医療費助成事業に、３６５０万円を追加
• 市立認可保育所の運営費負担金に、２億３５００万円を追加
• トキ受け入れ準備調査事業に建設予定地入手のため、９８０万円を追加
• 湖陵町板津地区、長者原地区での土地区画整理助成事業に３５００万円
• ひらたＣＡＴＶ告知端末機器購入の費用補助、ＪＡいずもの有線放送施設更新への補助に、合計２６００万円

（条例関係）

• 新庁舎の竣工にともなう市役所の位置変更（出雲市今市町７０番地を出雲市今市町１０９番地１）のための条例改定
• 市民税の寄付控除の対象が「公益的な法人等」にも拡大されることに伴う条例改定
• 市立平田保育所の民営化に伴う条例改定

（その他）

• 市立平田保育所の民営化に伴う建物と土地の無償譲渡について
• 佐香コミュニティーセンター建築工事請負契約の締結
• 都市計画道路大津一の谷線山廻架道橋改築工事委託協定の締結
• スクールバス３台の購入契約

　一般質問は１２月１日、２日、３日におこなわれる予定で、私は１日の午後、萬代弘美議員は２日の午後に予定されています。議会の本会議はどなたでも傍聴することができますので、お気軽にお越しください。場所は市役所３階本会議場です。

２７日より定例議会がはじまります

　１１月２７日より、市議会定例会がはじまります。

　初日の２７日は、「出雲阿国座」関連の補正予算について、他の補正予算とは切り離され、２７日のうちに採決までおこなわれる予定です。市民の批判が強まる「出雲阿国座」ですが、市長は多少の手直しにとどめ、市民の声を無視して補正予算案（３１００万円）を提案する姿勢です。

　本日開催された、環境経済、観光・産業振興特別委合同協議会でも市長は「反対の声は私に対する注意喚起。必ずややってよかったとの思いが広がってくる」などとし、市民の合意がなくとも事業を進める考えを強調しました。

　２７日の本会議では阿国座関連の予算の提案理由の説明、質疑がおこなわれた後、環境経済委員会での審査を経て、本会議で討論、採決がおこなわれます。それぞれの議員がどういう態度を取るのか注目されます。私も引き続き、阿国座建設中止を求めてがんばる決意です。