「出雲阿国座」の建設計画を議論する「環境経済 観光・産業振興特別委員会合同協議会」が開かれ、市長から「縮減計画」の説明がありました。
市長は、「市民の意見を聞きながらやっていく」と述べつつも「元気よく前進するという姿勢でなければいけない」などと述べ、出雲阿国座の建設にしがみつく姿勢を強調しました。また、「出雲市を愛する会」がおこなったアンケート調査で90・6%が反対と回答した結果については、「法律や財政のしくみがわかっていなければきちんとした判断はできない」とし、建設の凍結や中止の考えがないことを重ねて強調。市民の声と行政との溝の深さが浮き彫りになりました。
「縮減計画」では、これまで42億円と説明してきた総事業費を用地買収面積の削減や建物の規模縮小、材料や工法の変更などで32億8200万円に縮減。年間の収支計画は240万円の黒字としてきたものが、庭園管理委託費や誘客宣伝費の増などで120万円の黒字と縮小されています。
総事業費を縮小させたものの、依然としてその事業規模は巨額なもので、縮小したからと言って、到底市民の理解が得られるものではなく、これではただの「手直し」にしか過ぎません。「赤字になった場合の穴埋めの財源は」(私)との問いにも「仮定の話には答えられない」と説明責任すら放棄しました。
各委員からは、「市民の圧倒的多数は中止をもとめている事がアンケートで明らかになった。市政が誰のためにあるのか問われている」(私)、「市民の不信は強く、執行部の認識は甘い」、「住民の理解が進んでないということを市長は基本的に分っていない」、「観光振興は住民参加が不可欠であり、住民合意が大前提だが、それすらない」(私)、「住民団体のアンケート調査結果をどう受け止めるのか、事業は中止すべき」(私)、「市長は勘違いをされている。やるにしても市民の大方の合意を受けてやられることをお願いしたい」など、否定的な意見が相次ぎました。
住民の声に聞く耳をもたない市政に市民は失望しています。行政も議会も市民の声にきちんと耳を傾け、合意のない事業はただちに中止し、「市民が主人公」の市政に転換すべきです。引き続き、計画中止に向けて全力でがんばる決意です。
(写真・配布された資料の一部)
阿国座って、本当にムダ遣いだとおもいます
市長も議員も何を考えてんのかわかりません
中止になるまで頑張って下さいね応援してます
投稿情報: とくめい | 2008年11 月13日 (木曜日) 21:45
とくめい様、コメントいただきありがとうございます。
市民の圧倒的多数が中止を求めているのにもかかわらず、建設に固執する市長の姿勢は理解できません。市民には負担を押し付ける一方で住民合意のないハコもの事業に夢中になる市政は、住民からあまりにもかけ離れているように感じます。
建設計画は直ちに中止し、市民が主役の市政に転換すべきです。私も全力で頑張ります。
投稿情報: 大国陽介 | 2008年11 月13日 (木曜日) 21:52