16日、午前9時より環境経済・観光産業振興特別委員会合同協議会が開催され「出雲阿国座」などについて市当局より、現況の報告がありました。
西尾市長は、出雲阿国座について「工事発注に向かっての準備を進めている」とし、3月定例議会での工事請負契約の議案を提出することを明言。住民合意のない事業を市長・市議の任期切れ直前に議決することが明らかに。私は「市民の合意はない、この時期に契約の議案を出すのは、まさに駆け込みだ」と訴えました。
一度契約を交わせば、事業を中止する際にキャンセル料(違約金)が発生しますが「次の議会までには明らかにしたい」とし、具体的な数字は示されませんでした。市民の声を完全に無視した市長と議会の責任はあまりにも大きいものがあります。更には任期切れ直前での契約締結は許せるものではありません。ただちに中止すべきです。
雇用情勢が急速に悪化する中、出雲市では「緊急雇用相談所」が出雲市駅南口のビッグハート出雲内のジョブステーション出雲(総合雇用情報センター)に設けられています。
今日、私がお邪魔したときも多くの方が相談に訪れており、職員や相談員のみなさんは対応に追われて慌しい雰囲気でした。お話を伺うと、相談件数もこの間急速に伸びているとのこと。
今回の雇用危機に対して、自治体としてどこまでのことができるのかわかりませんが、一緒に考え、知恵を出し合えればと思います。景気の悪化はもちろんですが、その上に1999年の派遣労働の自由化に見られるような、この間の「規制緩和」が雇用破壊の原因を作り出してしまいました。
問われるのはやはり政治の責任。そして同時に「儲かりさえすればいい」という利潤第一主義の経済も問われ始めています。国民のくらしや命がなによりも優先される社会の実現へ転換が求められます。
(写真・「緊急雇用相談所」と「ジョブ・ステーション出雲」)
市内の工業団地にある電子部品メーカーが大量のリストラを行っているとの情報が12月の初めごろから寄せられていましたが、このほど、最近解雇された女性のお話を伺う機会があり、非情な首切りの実態が明らかになりました。
この女性の方は、正社員として20年以上勤務。12月の初め頃、いつも通り出勤すると1人ずつ別室に呼ばれテーブルの上には解雇通知と退職金の明細。会社側からの説明はほとんどなく「今日はこれで帰っていいから」と解雇に。「子どもはまだ高校生。これから先の生活をどうすればいいのか」と不安を隠し切れない様子でした。
この企業は、いわゆる自治体の誘致企業で、行政から多額の助成金を受け取っています。ピーク時には300人いた従業員も今では60人程とのこと。業績の厳しさもあるのは間違いないと思いますが、あまりにも一方的すぎです。労働組合もただあるだけで機能しておらず、相談するところすらない状況にあきらめる人がほとんどだったようです。
「派遣切り」「期間工切り」「正社員切り」・・・不況の波が暗い影を落としています。トヨタやキャノンなど日本を代表する企業が争うようにリストラをしていますが、特に大企業には「社会的責任」があるはずです。労働者がまるで「使い捨て」のように扱われるなんて許せません!
寒い日が続きます。みなさんのお住まいの地域はどんなご様子でしょうか。出雲は、とにかく風が強くとにかく寒いです。今のところ自宅周辺では、雪は降ったりやんだりで積雪はほとんどありません(1センチくらい)。
明日の朝宣伝は、自宅近くの交差点を予定しています。悪天候が予想されますが、寒さと雪に負けないよう元気にがんばります。
写真は、私の活動と実績などを紹介する「民報いずも」号外。私の友人に作成してもらっていますが、いい感じですよね。4月の市議選に向けての準備を少しづつ進めていますが、同時に緊張感も高まってきています。今度の選挙は市民のくらしと命がかかった大事な選挙です。「生活応援の市政」へ向け、党の3議席獲得のために負けるわけにはいきません。
(写真・民報いずも号外)
最近のコメント