松くい虫被害対策についての研修のため、議会の森林・林産業対策協議会のメンバーらとともに、飯南町にある島根県中山間地域研究センターに向かいました。
到着後、県の担当者や研究員の方による「出雲北山山系の森づくり」と題した講演を聞き、質疑応答の後、研究の様子などを見学させて頂きました。
研修の内容は、主に松くい虫被害対策についてで、被害のメカニズム、被害増加の背景や防除方法などについて説明を受けました。
松くい虫による被害は出雲市でも進んでおり、その対策は長年の課題となっています。今日の講演では「森林の造成は長期を要す」と、展望を持った計画、人(指導者・後継者)、金(規模に見合った予算)、地域住民の参加の4つが不可欠だと強調されました。
センターの屋外には、イノシシの放飼場やシイタケの人口ホダ場などがあり、畑では松くい虫に強い「抵抗性マツ」の育苗も行われていました。
今後の研究や対策が進み、松くい虫被害が一日も早くなくなることを切に願うものです。
(写真上・センター外観、写真中・イノシシ、写真下・育苗されていた「抵抗性マツ」)
最近のコメント