23日、2月22日より始まった定例議会も最終日を迎えます。今回の議会は新年度の予算案を審査する大変重要なものですが、予算の中身はというと、一部に市民の声を反映した前向きなものもありますが、国保料の値上げなど市民への負担増を含むものです。最終日は議案の採決が行われますが、これに先立つ討論に日本共産党の3市議が立つ予定です。また、日米FTAに反対する意見書も日本共産党市議団で提案し、採決が行われます。
今日開催された観光産業振興特別委員会の議題は、「出雲ひのみさき温泉」、「神話まつり」、「そばまつり」、「国道431号の改良」、「出雲のブランド化」などについてでした。
今日の市当局からの報告の中で、出雲神話まつりについて「1~2年という一定の時間をかけて再検討する」とし、2010年度は大社地域で開かれている「ご縁まつり」に花火大会と踊りを参画するとの方向が示されました。
つまりは、恒例となっている斐伊川河川敷での花火大会をやめ、大社町のいなさの浜で行われている「ご縁まつり」の花火大会を充実させるということです。
通称「斐伊川まつり」として長年にわたり住民から親しまれていますが、愛着のある花火大会をやめるなんて簡単には納得できるものではありません。住民参加の慎重な検討が求められます。
また、日御碕に誘致した旅館は今年の11月にオープンの予定、そばまつりは会場の変更を検討中、国道431号の出雲大社勢溜り部分の改良は2012年度に完了の計画、との報告でした。
(写真・委員会の様子、議会事務局提供)
出雲市議会本会議で斐川町との合併協議会を設置するための議案について、委員会での審査と本会議での採決が行われ、27対6の賛成多数で可決されました。
日本共産党からは小村吉一議員が反対討論に立ち、合併特例法第4条に基づく50分の1の発議による合併協議会設置の請求について、憲法と地方自治法が前提とする首長と議会による「二元代表制」をゆがめるもの、と指摘。「合併はその町を閉じるか否かを決する大変重大なこと。選挙や町民による住民投票などによって大いに論議すべきもの」と強調しました。
(写真・討論に立つ小村吉一議員、議会事務局提供)
今回の出雲市議会での議決を受け、斐川町議会で法定協設置の議案が否決された場合でも、町長の請求や議会での議決が無くとも、有権者の6分の1の署名により、斐川町では法定協の設置の可否を問う住民投票が可能となります。
(写真・採決の様子、議会事務局提供)
最近のコメント