観光・産業振興特別委員会が開かれ、大社町に計画中の劇場「出雲阿國座」の総事業費がなんと、42億円にも上ることが明らかにされました。
市当局が示した事業概要(案)によると、本年12月より実施設計に着手し、2008年10月工事着工、2010年(平成22年)に開館するという計画です。
事業費は当初の計画にに比べ大きくふくらみ、建築工事に約30億円、設計・調査等に約一億400万円、用地取得・建物補償に4億800万円、敷地造成工事等に6億円、その他備品等に7745万円で総額は約42億円。財源は、まちづくり交付金が8億6300万円、合併特例債が31億7000万円、一般財源からは1億6700万円としています。
さらに、「想定思案」として示された「出雲阿國座管理運営収支10年計画」では、開館初年度である2010年度の管理運営費収支は、マイナス248万4000円、2015年度(平成27年度)以降は、毎年度マイナス2348万4000円との予測が示されました。計画段階から大きな赤字が見えています。
アンケートでも明らかなように、この計画に住民合意はなく、ただちに計画は撤回すべきです。12月議会には、補正予算が提案されますが、とても認められるものではありません。ゴミ袋の値上げ、固定資産税の増税、市営住宅の駐車場有料化、国民健康保険料の値上げなど、住民負担増が次々と押し付けられようとしています。出雲市は住民福祉の向上という自治体本来の役割を取り戻すべきです。
(写真・出雲阿國座のイメージ図)
計画段階で赤字って、それって今のご時世にやる自治体の事業ですかぁ??
まだまだ遅れている下水道整備とか、妊婦健診無料化とか乳幼児医療の無料化とか福祉バスとか私たち出雲市の人間の生活に直接影響あるとこまだまだたくさんあるんぢゃないんですかねぇ(´Д`)
無理して借金しないでいいよ~!
投稿情報: うみじろう | 2007年11 月27日 (火曜日) 20:11
うみじろうさん、いつもコメントありがとうございます
最近では、共産党以外の議員からも「阿國座はやめた方がいい」との意見がちらほらと聞こえてきます。市民の声が政治を動かしつつあることを感じますよ。
くらし福祉優先の出雲市をめざしてこれからも頑張りますので、またコメントお寄せくださいませ
投稿情報: 大国陽介 | 2007年11 月27日 (火曜日) 23:09