今日、11月18日、出雲市の東隣の斐川町で開かれた臨時議会で、出雲市との合併に関する議案が、6名の議員が採決に棄権するという異常な事態の中、賛成8、反対1の賛成多数で可決されました。これで、斐川町は出雲市議会や県議会での議決を経て、来年秋に出雲市に編入合併されることになります。
斐川町では、町長は合併推進、10月17日の住民投票でも合併賛成が多数、一方で町議会は合併に反対し「単独」を求める議員が多数を占め、住民投票の結果と町議会の議決結果が異なるという「ねじれ」が生じていました。
住民投票の結果を受けた町議会で、合併議案が否決されるという結果から「住民投票の結果に議員が従わないのはおかしい」との声も上がる中、私自身、議会や議員の役割について深く考える機会となりました。
一つの結果しか出さない町長選挙や住民投票、これに対して複数の議員を選び、多様な民意を反映する町議会。このような仕組みのもとで、はたして住民投票に議員は従うべきだろうか・・・。
議員になろうとする候補者は有権者に対し、自らの主義主張や政策を掲げて選挙をたたかい、有権者に選ばれ議員になります。当然のように、議員は公約に基づいて活動するものです。
日本共産党は、住民の暮らしや福祉、まちの将来のことを考え「単独町政」を一貫して主張してきましたが、本日、出雲市と合併する議案が可決される結果となりました。残念な気持ちもありますが、今後とも、斐川町民と出雲市民の利益、住民のくらしと福祉最優先の立場で、全力を尽くす決意です。
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